◆あとがき
- 2017/04/28
- 18:44
※発達障害についてのお知らせ※本編で、主人公は、「自分はADHDという発達障害だ」と思いこんでいる部分がありますが、後の、初回クリニック受診では、アスペルガー症候群とADHDの混合型と診断されました。上記を含む、「発達障害」とは、成長とともに発達してくはずの知能や精神活動、運動機能などが、脳(中枢神経)の機能不全により妨げられるもので、それが原因で認知や行動に特有の状態像が現れてくるものです。現在、日本では...
◆最終章
- 2017/04/28
- 09:56
11月26日金曜日、私は、まだ小説を書いている。初稿を友達に見せても、なんとなく言いたい事が伝わっていないと感じたから。同様に芸能界の関係者の一部の人にちょっとだけ話したんだけど、でも、なんだろう、業界の人って、本の中身見ないであれこれ言うんだね、私の事信じてないなって思った。だから、私、この章を書いている。自分に足りないところや、甘さに気付いたから。1人でやっていても、これはダメになるって思って...
◆第18章:覚醒の時
- 2017/04/25
- 18:51
東京の自宅に帰宅した私は、エレベーターに乗りながら、ドキドキが止まらなかった。不思議な事に、頭の中は、旅行に出る前と同じようにずっとボーっとしたままだった。「ただいまー!I'm home!!私の大好きな家族ー!みんなの大好きな元気なママが帰ってきましたよー!」そう言って、自宅のリビングに入った。いつも見ていたはずのリビングが、雲が晴れたようになんだかキラキラして見える。子どもたちの顔が、ピントを合わせた写真...
◆第17章:見えている未来
- 2017/04/25
- 18:29
翌朝、目が覚めた私は、落ち込みながら洗面台で鏡を見た。「鏡を見ると人は冷静になれるんだってね。」初日のカラオケスナックで、並んでいる女の子達の後ろ側が、横長の全面鏡だったのを見て、私がニノに言った言葉だ。あれは、お店の女の子を簡単にお持ち帰りしないようにしているお店側の配慮なんだろうか。テメーの面見てみろー、こんなタイの美人を気軽に誘える顔してるかー?って?そして、自分の顔を鏡で見た時に、なんとも...
◆第16章:初めてのデート(8)
- 2017/04/21
- 18:19
と、思った時、突然、電話が掛かってきた。彼が電話に出る。「★○◆□」タイ語で何か説明している。強い口調に変わった後、電話を切って、彼は言った。「今から彼女のところに行こう。」「はぁ??」そして、彼が運転手に行き先をタイ語で何か伝えている。「散々、色々言ってるから、じゃぁ連れて行くから会ってみろよ!って言ったんだ。」なんか怒っているような、勝ち誇っているような顔されていますけど、どういう意図なの?「いや...